働かなくなった夫と離婚したい、できれば慰謝料も請求したい。
結婚する時はこんな人じゃなかった。
普通に仕事をしていたのに、結婚したら働かなくなってしまったという男性がいるのです。
もう少し、もう少し様子をみようと夫が働きだすのをまっているうちに借金でもされたら、
たまったもんじゃありません。
このような甘えはずっと続くと思っていいと思います。
実際にあったケース
結婚した当初、夫はその職場で勤務5年目くらい。
仕事に関しては何の問題もなく、飲酒も喫煙もギャンブルもしない、趣味は音楽でたまにギターを弾くこと。
性格も明るく穏やかな人で不満など何もなかったのですが、妻が妊娠し7ヶ月の頃、特に
これといった理由もなく夫が仕事を辞めてしまったのです。
これから子供が生まれる、出産準備もしなければいけないしできるだけお金は貯めていきたいと思っている矢先に・・・。
そんな夫の口から出た言葉は、もっと違った仕事がしたいということでした。
転職には反対しないけど、突然辞めるのが先ですか?この時期ですか?
妊娠中のストレスも抱えていた妻は夫の考えていることがサッパリわからずイライラ。
その後は、思うような仕事がないと言ってはとりあえずのアルバイトも5日程度しか続かず、収入が途絶えてからは妻の親が家賃や生活費を助けてくれていたのに、寿司が食べたい、うなぎが食べたいなど、わがままや甘えはエスカレートし、妻に対してストーカーのような行動まで取るという最悪の展開になり、子供が誕生しました。
子供の姿を見れば働く意欲も出るのではないかと期待したにも関わらず、初めての育児に追われる妻に対し夫は「俺と子供とどっちが大事なんだ」と爆発してゴミ箱を蹴ったのです。
妻は自分の耳を疑いましたが、同時にブチッとキレて「もうこんな奴は要らない」と思い離婚を決意したのです。
妻は子供と実家に戻り、慰謝料の請求を恐れた夫はずっと離婚には応じず、こんな男と形だけでも夫婦でいることすら嫌だった妻がお金は要求しないと伝えた時、やっと離婚届に判を押した夫。
ちょうど子供が1歳の誕生日を迎えた頃でした。
このような働かない夫との離婚時の対処法
この夫婦の場合、年齢的にも若かったため離婚を切り出した妻のほうもそのための準備がきちんとできずに、慰謝料はもちろん、養育費その他について何の取り決めもしないで離婚してしまったことを後になって悔み、悔んだその時も後から請求できるということを知りませんでした。
きっとどこかに、これと似たような夫婦、似たような立場の妻がいるでしょう。
全く働かず、自分の子供に愛情も持てず、ただ迷惑だけかけてくれたぐうたら夫は許せませんね。
とにかく別れたいという気持ちが先走ってしまうかも知れませんが、働かないダメ夫であっても離婚したいと思ったら、自分のために、子供がいれば子供のために準備をして、少しでも賢くなってください。
このような働かない夫と離婚したいなら、家庭裁判所に離婚の調停を申し立てることをおすすめします。
実際に取り立てるのは難しいとしても、慰謝料の請求、養育費の請求はできるのですから、女として母として少しだけ強くなって前に進んでみてください。